東京大学|大学院教育学研究科・教育学部 東京大学|大学院教育学研究科・教育学部

教職開発コース スタッフ紹介

藤江 康彦(ふじえ やすひこ) 教授

カリキュラム研究(学部担当は「教育実践・政策学コース」)

学校における子どもや教師の学習と発達およびそれを支える環境のあり方について,教育方法学,教育心理学,学習科学などの研究知見に学び,学校でのフィールドワークやコンサルテーションを行いながら追究しています。授業における談話空間の社会文化的および物質的構成と子どもの学習との関係,校種をつなぐカリキュラムのあり方,そのカリキュラムのもとでの子どもや教師の学校参加や活動と組織, 校舎建築のあり方との連動性などに関心があります。現在は,小中一貫校の学校づくりや校内研究体制づくりのフィールドワークをおこなっています。

代表著書:

  • 『これからの教師研究:20 の事例にみる教師研究方法論』(共編著,東京図書,2021)
  • 『これからの質的研究法:15 の事例にみる学校教育実践研究』(共編著,東京図書,2019)
  • 『21世紀の学びを創る:学習開発学の展開』(共編著,北大路書房,2015)

浅井 幸子(あさい さちこ) 教授

カリキュラム研究(学部担当は「教育実践・政策学コース」)

教育実践をさまざまなアプローチで研究しています。一方では,明治以降の小学校教育や幼稚園・保育所の保育について,教室における教師と子どもの関係と経験がどのように語られ構成され意味づけられたかということを検討してきました。もう一方では,小学校の校内研修や,幼稚園・保育所の園内研修に参加し,授業改革や学校改革に学びながら,それを支えうる理論の探究を行なってきました。近年は,教育ドキュメンテーションを中心に,レッジョ・インスピレーションの幼児教育の理論・実践・政策の展開をたどる仕事をしています。

代表著書:

  • 『教師の語りと新教育』』(東京大学出版会,2008)
  • 『保育と家庭教育の誕生』(共著,藤原書店,2012)
  • 『教師の声を聴く』(共著,学文社,2016)

一柳 智紀(いちやなぎ とものり)准教授

授業研究

学校における子どもと教師の学習・発達過程と,それを支える社会文化的環境について研究しています。特に,言葉(話し言葉,書き言葉,非言語も含め)を中心としたコミュニケーションに着目しながら,子どもがどのように学んでいるのか,教師はどのように学びをデザインし,支えているのかを探究しています。近年では,小中学校をフィールドとしながら,探究的で協働的な子どもの学びを組織するための教師の実践的な知識について検討しています。

代表著書:

  • 学校に還す心理学:研究知見からともに考える教師の仕事』(共著,ナカニシヤ出版,2020)
  • 『これからの質的研究法:15 の事例にみる学校教育実践研究』(共著,東京図書,2019)
  • 『岩波講座 教育 変革への展望 5 学びとカリキュラム』(共著,岩波書店,2017)
ページトップへ