教育研究創発国際卓越大学院プログラム World-leading INnovative Graduate Study for Creating Educational Research (WINGS-CER)
東京大学大学院教育学研究科では、東京大学が全学的に展開している国際卓越大学院プログラムの一環として、本研究科に所属する大学院学生を対象に、2019年9月から「教育研究創発国際卓越大学院プログラム」を開設しました。
本プログラムは、新たな教育研究の創発に貢献する国際的人材を育成することを目的とするもので、修了者には、学位記とは別に、本プログラムの修了証を交付します。
プログラムの概要について
養成する人材像
教育を対象とする先端的な調査研究および基礎的研究を実施し、過去と未来を架橋しエビデンスと明確な理念に基づいて政策立案並びに分野融合型の教育関連の先導的な理論と実践を創発し、その成果を広く社会および海外に発信する「知のプロフェッショナル」を養成します。
プログラムの特色
- 厳格な選抜と奨励金支給により、卓越した研究能力を有する大学院生の博士課程進学を促進するとともに確実な研究遂行を支援します。
- 附属教育研究創発機構を構成し分野融合型の先導的な教育研究と国際発信を推進する4つの研究センター(学校教育高度化・効果検証センター[CASEER]、バリアフリー教育開発研究センター[CBFE]、発達保育実践政策学センター[CEDEP]、海洋教育センター[COLE])および附属中等教育学校、連携保育園等を中心に研究・研修フィールドを提供することにより新たに先導的な教育研究を推進する人材を養成します。
- 学内外の研究・教育・行政機関等との連携により大学院生が遂行する全ての研究の指導体制を整備します。
- 関連データの分析演習を教育課程に組み込み、エビデンスと明確な理念に基づく政策立案並びに教育関連の理論と実践を推進する高度な能力を身につけた人材を養成します。
- 「国際研修」を必修科目とし、CASEER教育高度化部門・国際交流室の協力のもと、外国でのフィールドワーク、インターンシップ、短期留学、国際会議報告等を義務付けることで、教育分野における国際的リーダー人材を養成しその研究成果を海外に発信します。
教育課程及び修了要件について
授業科目名等 | 単位数 | 履修方法 |
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教育研究創発国際研究Ⅰ | 1 | 必修 |
教育研究創発特殊研究Ⅱ | 1 | 必修 |
教育研究創発特殊研究Ⅲ | 1 | 必修 |
〇上記の教育研究創発国際研修3単位を取得すること。
〇上記に加えて各専攻での博士課程修了用件を満たすこと。
〇本プログラムの定めるQE及びFEに合格しかつ博士の学位論文審査及び最終試験に合格すること。
※ 教育研究創発国際研修については以下のファイルを参照すること。
- 「教育研究創発国際卓越大学院(WINGS-CER)」教育研究創発国際研修について(PDF)
- 教育研究創発国際研修における学術活動計画書(Word)
- 教育研究創発国際研修における学術活動報告書(Word)
- 教育研究創発国際研修 学術活動報告書 はこちら
学生への経済的支援について
修士課程在学中は、2年次の9月から3月までの7か月間、卓越RA(リサーチ・アシスタント)として委嘱し、自身の研究テーマに基づく学術研究業務に対する対価として月額8万円の報酬を支給します。
博士課程在学中は、標準修業年限の3年間、月額18万円の奨励金を支給します。
なお、日本学術振興会特別研究員(DC1・DC2)に採択された場合でも、プログラム生を継続することとします。なお、その場合WINGS-CER奨励金は支給打ち切りとなります。また、他の奨学金との重複受給にも制限があります。詳しくはこちらを参照してください。
申請資格について
本プログラムに申請をすることのできる大学院学生は、教育学研究科修士課程2年次に在籍し、本研究科博士課程に進学予定の者で、かつ次の要件を全て満たす者とします。
-
- 本プログラムの趣旨、履修要件等のルールを十分に理解する者
- 日本学術振興会特別研究員(DC1)に申請済みの者
- 博士の学位記に本プログラムを修了したことが付記されることを了解する者
また、本プログラムに採択され、奨励金を受給される者は、応募資格がある場合、毎年日本学術振興会特別研究員(DC2)に応募しなければなりません。
募集要項について
提出書類等について
申請者および評価者は募集要項「6.提出書類等」に示された方法により、所定の書類を提出すること。
問い合わせ先
教育学研究科 学生支援チーム(国際卓越大学院担当)
電話:03-5841-3927
E-mail:gakuseishien@p.u-tokyo.ac.jp