
公認心理師について(2024年4月1日 改訂)
1.公認心理師制度について
公認心理師とは
「公認心理師」の業務や資格については、2015(平成27)年9月に成立し、2017(平成29)年9月15日に施行された「公認心理師法」に規定されています。これは、心理系初の国家資格です。
「公認心理師」とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者のことです。
① 心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
② 心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
③ 心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
③ 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
公認心理師になるためには
公認心理師の受験資格を取得するには、大きく、①大学(学部)で所定の科目を履修して卒業した後、大学院においても所定の科目を履修し修了するAルート、②大学(学部)で所定の科目を履修して卒業した後、指定された施設で2年以上の実務経験を積むBルート、という2つのルートがあります(ただし現在のところ、②にある「指定された施設」の数はきわめて限定されています)。その後、国家試験に合格することで、公認心理師の資格を取得できます。
その他の資料
2.学部カリキュラム
本学では、所定の科目を前期課程(教養学部前期課程)と後期課程(文学部、教養学部後期課程、教育学部等)において開講しています。前期課程においてのみ開講される科目があるので、学部入学時から計画的な履修を進めてください。
3.大学院カリキュラム
https://www.p.u-tokyo.ac.jp/gs/c6
・臨床心理学コースの授業(コースのページを御覧下さい):
https://www.p.u-tokyo.ac.jp/wp-content/themes/p_u_tokyo2014/pdf/grad_school_of_education2022.pdf
・大学院進学希望の方へ:
https://www.p.u-tokyo.ac.jp/entrance/graduate
4.公認心理師試験用証明書について
公認心理師試験の受験を申し込む際には、所定の科目を履修したことを示す証明書を添付する必要があります。証明書の交付手続きは以下の通りです。なお、経過措置が適用される方(2017 年度にすでに学部に入学していた方、また、2017 年度以前に大学院に入学していた方)については、A・B ルートとは別の形式の証明書になりますのでご注意ください。
学部科目履修証明書
大学院科目履修証明書
2025/4/1改訂