研究科及び専攻別の教育研究上の目的
研究科名 | 教育研究上の目的 |
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教育学研究科 | 本研究科は、人間と教育とのかかわり、社会における教育の構造と機能、心身の発達と教育、等の分野において卓越した分析・研究を行う能力を形成するとともに、教育の実践に高度の専門的知見と能力をもって貢献する人材を養成することを目的とする。 |
専攻名 | 教育研究上の目的 |
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総合教育科学専攻 | 本専攻は、教育にかかわる事象について高度の探究能力を有する研究者を養成するとともに、教育諸領域における高度の専門家を養成することを目的とする。 |
学校教育高度化専攻 | 本専攻は、学校教育にかかわる実践的研究者を養成するとともに、教育実践および教育行政における高度の専門家を養成することを目的とする。 |
大学院の構成
大学院教育学研究科(修士、博士課程)は、総合教育科学専攻と学校教育高度化専攻の2つの専攻よりなります。総合教育科学専攻は3専修7コースで組織され、学校教育高度化専攻は3コースで組織されています。
なお、学校教育高度化専攻においては、本学の他研究科に所属したままで本専攻の課程を履修する「副専攻」制度を設けています。
専攻 | コース(大学院) | コース(学部) | 研究教育分野 |
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総合教育科学専攻 | 基礎教育学 | 基礎教育学 | 教育学理論,教育人間学, 日本教育史,西洋教育史 |
総合教育科学専攻 | 比較教育社会学 | 比較教育社会学 | 教育社会学,高等教育論 比較教育システム論,比較教育学 |
総合教育科学専攻 | 生涯学習基盤経営 | 教育実践・政策学 | 生涯学習論,社会教育学, 図書館情報学 |
総合教育科学専攻 | 大学経営・政策 | 大学経営論,大学政策論,比較大学論 | |
総合教育科学専攻 | 教育心理学 | 教育心理学 | 教授・学習心理学,発達心理学, 教育認知科学,教育情報科学 |
総合教育科学専攻 | 臨床心理学 | 臨床心理システム論,臨床心理カリキュラム論, 発達臨床心理学 |
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総合教育科学専攻 | 身体教育学 | 身体教育学 | 身体教育科学,教育生理学, 発達脳科学,健康教育学 |
学校教育高度化専攻 | 教職開発 | 授業研究,カリキュラム研究 | |
学校教育高度化専攻 | 教育内容開発 | 科学技術教育,数学教育,言語教育, 人文社会教育,芸術教育,身体教育 |
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学校教育高度化専攻 | 学校開発政策 | 教育政策研究、学校経営研究 |
コース紹介
教育研究創発国際卓越大学院プログラム World-leading INnovative Graduate Study for Creating Educational Research (WINGS-CER)
教育学コース(旧名称:基礎教育学コース)
教育の理念、歴史、現実について、幅広い関心を持って、方法論自体を問題としつつ研究します。西洋と日本の教育の歴史的部分析、人間の発達と教育の意味、教育の思想の考察など、教育とは何かという教育学の原理的な問いを共通の基盤としながら、多様な方法を活用した専門的な研究を行います。
比較教育社会学コース
教育の組織と構造、高等教育の制度と機能、教育と社会との関係、人間形成の比較文化論、国際化と教育をめぐる諸問題を社会学を中心としつつ、文化人類学・経済学・社会史などの社会諸科学のディシプリンに基づいて研究します。
生涯学習基盤経営コース
「学習の社会基盤を構想する」 生涯学習基盤経営コースは、社会教育学・生涯学習論、図書館情報学の二つの大きな領域を中心として、人々の学びをめぐる社会的な基盤についての研究を進めています。
大学経営・政策コース
本コースは教育学研究科総合教育科学専攻の中でもっとも新しいコースです。大学・高等教育の管理者、政策担当者を対象に大学の管理運営、高等教育政策について理論的・実践的な教育を行うとともに、この新しい分野の研究者、将来のリーダーを育成する大学院です。
教育心理学コース
大別すると教育心理学と教育情報科学とからなります。前者は発達心理学、学習心理学、認知心理学、教育心理学、動機づけの心理学、学校社会心理学、などを研究します。後者は、教育測定・評価、教育情報解析、などの研究と開発を行います。
臨床心理学コース
臨床心理学コースは、「心の時代」とも称される21世紀にふさわしい人間的システムを構築するために必要とされる臨床心理的な知的基盤を提供し、臨床心理士やスクール・カウンセラー等の高度専門職業人および研究者・指導者の育成を目的とします。 なお、本コースは財団法人日本臨床心理士資格認定協会により第1種指定大学院の認定を受けています。
身体教育学コース
身体(からだ)の形と理を知り、様々な刺激に対するからだの適応と破綻、からだの発達と加齢変化、生活習慣や環境との関わりなどを学校・家庭、社会における様々な指導・教育事象の中から考究する研究と実践的活動を行います。また、これらを通して、身体教育に関わる専門的かつ総合的な視野と能力を持つ人材の養成を行います。
教職開発コース
学校教育高度化を達成する核とも言える教職の専門的資質と能力の高度化を推進する。授業の開発、カリキュラムの開発および教職専門性の開発の先端的研究と実践的研究を推進し、小学校、中学校、高校段階の指導的教師、および大学において教師教育(現職教育を含む)を担う実践的研究者を養成する。
教育内容開発コース
学校教育の高度化を実現する教育内容の理論研究と開発研究を推進し、小学校、中学校、高校の指導的教師、および教育内容における高度の専門的知識と教職の専門的見職を兼ね備えた指導的教師、および教師教育(現職教育を含む)を担う実践的研究者を養成する。本コースの特色は、科学技術教育、数学教育、言語教育、人文社会教育ならびに芸術教育(客員)と身体教育(客員)の諸分野の学術研究と教育の実践的研究を統合するところにある。
学校開発政策コース
学校教育の高度化を推進する教育政策,教育行政・財政システム,学校経営の政策的,制度的な研究開発を行うとともに,この領域の政策立案,行財政システム改革・経営・管理,政策評価等を遂行することのできる研究者と指導的な行政官(教育行政職員,学校管理職・指導主事,等)を養成する。平成18年度から従来の教育行政学研究室を改組再編し新専攻の下に新たなコースとして設置された。研究の学際的性格もあり学内外の他研究分野研究科との連携・協力も得て運営されている。