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身体教育学コース コースのWEBサイト

コースの特色・内容

身体教育学は,学校,家庭,社会に存在する「身体(からだ)と心」に関わる様々な事象を対象として,幅広く基礎的・総合的・実践的な立場で教育・研究を行うものである。そして,身体教育学は,健全な身体観・発達観・スポーツ観を育み,自分自身および社会において「身体(からだ)と心を育む」ことに主体的に立ち向かい実践していく意識と行動力を育成することを目標としている。

身体教育学コースは,1998(平成10)年,我が国で初めて誕生した「身体の教育」を主眼とするコースである。その教育理念は,

  • からだの理(ことわり)を知る
  • からだ,健康,生命の大切さを知る
  • からだを動かすことの楽しさと喜びを知る

に集約される。

本コースは「教育生理学」,「発達脳科学」,「健康教育学」,「身体教育科学」の4 つの研究分野から成り,ヒトの身体・心・脳の働きとそれらの発達に関する基礎的メカニズムの解明,さらには心身の健康増進
に関する現代的かつ先進的諸問題とその教育応用について広く取り組んでいる。ウエアラブル機器を用いた生体情報の計測や健康関連情報のデータ分析,発達期の脳機能イメージングと行動生成の分析・動力学モデリング,心身の成長・発達に影響する遺伝的・環境的諸要因の分析,動作分析・脳刺激・ロボットアーム等を駆使した運動学習メカニズムの分析,生活習慣と健康問題の関連に焦点を当てた行動計測とフィールド調査,脳と身体における学習と情動のメカニズムの解明を目指した行動・生理・脳機能イメージングと数理モデリング等の研究が進められている。

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