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海洋教育センター

海洋教育センター

海洋教育センター(以下、本センター)は、「海洋教育」の普及・促進を目的とする研究組織として、2019年度より教育学研究科内に新設されました。
本センターの実質的な前身は、海洋に関わる横断的・総合的な教育研究を行うために2007年に設立された全学機構「海洋アライアンス」のもと、2010年に発足した「海洋リテラシープログラム」内の「海洋教育促進研究センター(日本財団)」です。公益財団法人日本財団の助成のもと、教育学と海洋学の研究者が協働し、主に初等・中等教育段階における海洋教育の展開を、研究組織として推進してきました。

海洋教育の理念と目的

人間は古来より、海からさまざまな恩恵を受け、海洋との深い関わり合いの中で社会、経済、文化を築いてきました。特に日本はその地理的状況から、海によって社会を成り立たせる「海洋国家」であるといえます。海の恩恵に与りながら生きてきたわたしたちの姿に向きあい、それを導く「海とともに生きる」という理念を実現することこそ、海洋教育の根本目的です。

センターの活動方針

本センターは上記の海洋教育の根本目的を実現するために研究活動を進めています。学校教育・社会教育において海洋教育を展開していくためのカリキュラム/プログラムの開発,およびそれを支える海洋教育の基礎研究,国際的な動向・グローバルスタンダードに関する調査研究を行っています。また近年は「海洋リテラシー」に関する研究にも注力しています。こうした研究活動により,地域規模から国際的規模までの海洋教育の展開と定着の基盤を構築しています。

スタッフ紹介

山名 淳 センター長(教授)

山名 淳 センター長(教授)

「海洋教育センター」は,2019 年 4 月より教育学研究科内で活動を展開しています。
実質的な前身組織である海洋アライアンス内の「海洋教育促進研究センター(日本財団)」での地道な活動によって,「海洋教育」という文言の周知,教育学と海洋学の専門家の協働,全国での実践基盤の形成において,一定の成果を挙げることができました。2019 年度からは教育学研究科内組織として,海洋教育の研究と実践を質・量ともにさらに充実したものとし,「海とともに生きる」という私たちの本来的な生き方を支える教育の営みとして磨き上げるべく,活動をさらに拡充しています。

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