東京大学|大学院教育学研究科・教育学部 東京大学|大学院教育学研究科・教育学部

基礎教育学コース 修士論文のテーマ

修士論文のテーマ

修士論文・卒業論文の形式などは,他のコースととくに異なるところはない。論文の内容は,特定の思想家をとりあげたもの,教育史研究の結果をまとめたもの,現在の教育問題ととりくんだものなどがある。

修士論文は200 枚程度,卒業論文は50 ~ 100 枚(400字詰原稿用紙換算)程度が,標準となっている。

近年の論文題目一覧

2016(平成28)年度

  • 最晩期ウィトゲンシュタインの教育学的考察
      -『確実性の問題』における世界像に着目して-
  • 保育における関わりの質
      -ノディングスの「儚さ・弱さ」に着目して-
  • 羽仁もと子の教育における「自由」の問題
      -「自由」と「宗教心」の関係に着目して-
  • チャールズ・テイラーの世俗論再考
      -共同体観の諸相に着目して-
  • ジョン・ロールズにおける反省的均衡の構造
      -シティズンシップ教育における自律対寛容論争を超えて-
  • 教育権独立論の法理論的考察
      -田中耕太郎とカール・シュミットの理論を手がかりに-
  • ナチ・ドイツにおける教養市民と教養理念
      -教養市民としての図書館専門職の教養理念解読の試み-

2015(平成27)年度

  • なぜ成長しつつあらねばならないのか
      -J・デューイにおける自然・変化・出来事-
  • 学習とコンテクスト
      -ベイトソンの学習理論を手がかりに-
  • 若狭蔵之助における「生活」と「教育」
  • ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの教育論と比較人類学
  • ジョン・デューイにおける美的経験としての教育
      -可謬主義の政治哲学-
  • 「教員の地位に関する勧告」の受容過程
  • エーリッヒ・フロムの自己実現論
      -「技」の概念に注目して-

2014(平成26)年度

  • 受験マニュアルの誕生
      -雑誌『螢雪時代』から見る受験勉強の変化-
  • 19世紀半ばから20世紀初頭アメリカにおける乳幼児栄養と子ども期に関する社会史研究
  • H・アレントにおける「見捨てられている」ということの意味
      -『全体主義の起原』に着目して-
  • 「能力主義」批判の教育実践史研究
      -遠藤豊の「点数のない教育」に着目して-
  • ジョン・デューイの教育思想における信仰論の研究
      -「宗教的であること」概念に着目して-
  • アイデンティティの「複数性」から「自由な選択」へ
      -アマルティア・センのケイパビリティ・アプローチを手がかりに-
  • 倉橋惣三の保育思想に関する研究
      -「情緒主義」をめぐって-
  • 教育の公共性の問題と市場
      -ハイエク社会理論に着目して-
  • 問題解決学習に関する一考察
      -デューイの「反省的思考」概念を手がかりに

2013(平成25)年度

  • 教育評価の思想を問うために
      -ウィギンズの真正の評価論に着目して-
  • ジル・ドゥルーズの哲学における学び概念の教育思想史的研究
  • ノディングズの「ケアリング」
      -「倫理的なケアリング」概念を中心に-
  • 『監獄の誕生』における法と規律
      -三つの権力モデルの検討を通して-
  • C・ライト・ミルズの教養教育論
      -大衆社会論からシティズンシップ教育へ-
  • イヴァン・イリイチの教育思想再考
      -教育否定の隘路を越えて-
  • 教育的関係における非対称性の検討
      -M ・ブーバーの教育論における「包容」概念の検討を通じて-
  • 『レ・ミゼラブル』を教育学的視点から読み直す
      -「純粋贈与」と「関係性」を手掛かりに-
  • ハイデガーにおける「なぜ」の問い
      -存在の見捨てと思考について-

2012(平成24)年度

  • カント『教育学』の再構成
      -「批判」「自由」「人間学」を巡って-
  • 教育関係における不信の問題
      -ルーマン信頼論を手がかりに-
  • 戦後の夜間中学に関する歴史的研究
      -1960年代までの都市貧困層における不就学・長欠問題との関係に着目して-
  • L.シュトラウスとA.ブルームにおける「自然」と「哲学」
      -リベラル・エデュケイション論のアポリアを見据えて-
  • 子どもを「世界」に導くとはいかなることか
      -H.アレント教育論における「権威」と「過去への態度」に着目して-
  • E.レヴィナス『全体性と無限』における言語論
      -「教え」と「弁明」をめぐって-
  • 教育の能率化における経験の変容
      -1950~60年代前半の茨城県水海道市立水海道小学校の教育実践を中心に-
  • 『存在と時間』におけるロゴスの制作的側面
      -「道具的存在性」と「語り」の分析を通して-
  • 対面的相互行為における苦悩の問題
      -ゴフマン社会学の道徳論的再構成に向けて-
  • 留岡幸助の感化思想と家庭学校の教育実践
  • 教育関係において「承認する」とはいかなることか
      -A.ホネットの承認認からの考察-
  • 分析哲学者と大学
      -ジョン・サールによる文化左翼批判-
  • 子どもの言語経験に関する一考察
      -メルロ=ポンティの言語論を手がかりに-

2011(平成23)年度

  • 近代パラグラフ理論の研究
  • 「承認をめぐる闘争」の諸相
      -アクセル・ホネット社会理論の再検討を通して-
  • 後期ニーチェの教育者像
      -<真理への意志>の批判をめぐって-
  • ミシェル・フーコーの前期主体論
      -言語の存在をめぐって-
  • 三木清の「個性」概念
      -価値と形成の観点から-
  • 旧制中学校の音楽教育をめぐる葛藤と相克
      -音楽部活動と音楽必修化に着目して-
  • カントの道徳教育論
      -「実例」から「信仰」へ-
  • M.ポランニーにおける「科学の自由」の概念に関する思想史的研究
      -制度化された科学をめぐるJ.D.バナールとの論争を中心として-
  • H.アレントにおける思考・判断論の展開
      -「公共的なもの」との連関から-

2010(平成22)年度

  • 特別な教育ニ-ズとステ-トメント制度の展開
      -ケイパビリティ・アプローチをめぐって-
  • マックス・シェ-ラ-における幸福の「恩恵的性格」について
      -淘治論の観点から-
  • 近代日本における「児童救済・保護」の教育社会史的考察
      -石井十次と冨田象吉の大阪事業に着目して-
  • ロ-ナ・ウィングの「自閉症スペクトラム」の射程
  • 戦後初期における梅根悟の生活教育論
      -「生活者」として応じ答えてゆく教師へ-
  • 学校文化における「選手」の位置づけ
      -長野県下の旧制中学校校友会運動部に着目して-
  • デュ-イ教育学の「環境」論的再構成に向けて
      -知識観との関連を中心に-
  • 明治期の教育論における「訓練」観
      -その理念と実践-
  • 文化・識字能力・イデオロギ-
      -ゲルナ-理論のレンズを通した日本のナショナリズム形成-
  • V.ロ-ウェンフェルドの美術教育論再考
      -教育者と芸術家の狭間で-
  • J.バドラーにおける身体性と応答性

2009(平成21)年度

  • O.F.ボルノウ「教育的雰囲気」論における〈実践〉の問題
      -治療教育(Heilpäagogik)の場面を手がかりに-
  • 「値する」とはいかなることか
      -ロールズのメリトクラシー批判から-
  • バタイユ時間思想の人間形成論的示唆
      -「瞬間」概念を中心として-
  • エリクソンにおける人間形成と政治
      -「疑似種化」「儀式化」「遊戯性」概念の再検討-
  • B.バーンスティンの「補償教育」批判論の思想史的意義
      -『教育黒書』を中心とする論争をめぐって-
  • ハインリヒ・ヴォルガストの読書教育論
      -ドイツの世紀転換期における〈読書経験〉の模索-
  • 「声」を傾聴するケアの倫理
      -C.ギリガンの『もうひとつの声』を中心に-
  • 対話における他者の根源性
      -ヴァルデンフェルスによる異他経験の現象学-
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