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7/28開催 インクルーシブ教育定例研究会のお知らせ

テーマ

学校現場の現状からインクルーシブ教育を考える-学校の排除的文化をどう変革するのか-

講師

宮澤弘道さん(東京都小学校教員)

概要

今回ご登壇いただくのは、東京都で小学校教員をしている宮澤弘道さんです。宮澤さんは、「発達障害」と診断され、特別支援教育の対象児童が増えている背景には、学校における閉塞的な文化の問題があることを20年近く警鐘を鳴らしてきました。最近、東洋経済新報社の取材に応えて、次のように語っておられます。

「教師たちが当たり前のように思っている教室の環境が、一定の子どもを排除するルールになっていると感じています。2006年に改正された教育基本法では規律や規範が重視され、各学校で学力向上のための「学習スタンダード」が導入され始めました。「◯◯小学校スタンダード」などと、独自の細かい決まりごとを作る学校が増えています。」

「担任の工夫や周りの子への理解を促すことで通常学級にいられる子が、特別支援学級に追いやられる事例も多く見てきました。その結果、通常学級は「普通に成長した子ども」しかいられない教室になりつつあります。
昔の通常学級は、いろいろな子どもが集まる1本の大木でしたが、今はどんどん枝分かれして、幹の部分が細くなっています。」

https://toyokeizai.net/articles/-/579447

ひとりひとりの教師に出来ることはあるけれども、ひとりで頑張っても「(さまざまなルールを設ける)学校文化」との「板挟み」になってしまうとし、鍵は学校文化の変革にあると宮澤さんは考えています。

では、学校文化のどこに問題があるのか。いかにして学校文化を変えていくことが求められるのか。教師に、そして市民や保護者に出来ることはなにか。宮澤さんのお話をうかがいながら、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

なぜ特別支援教育対象者が増えているのか、どうしたら学校文化の閉鎖性を変革することが出来るのか。インクルーシブ教育をどう学校で進めていくべきなのか。こういった問題にご関心のある皆様のご参加をお待ちしています。

開催日時

2022年7月28日(木) 20:00 ~ 21:00

開催方法

オンライン、無料

申し込み

https://select-type.com/ev/?ev=MXhzcd3GVBY

フォームから申し込むのが困難な場合、問い合わせ先のメールアドレス宛てに直接、お名前とメールアドレスをお知らせください。

その他

  • カメラやマイクはオフにしてご参加いただけます。
  • お名前も変更していただいて構いません。
  • お申し込みいただいた方を対象に、ご講演部分の録画を後日共有させていただきます。個人的な録画・録音などはご遠慮くださいますよう、お願いします。
  • 情報保障等の配慮を必要とされる方は、事前にメールにてご相談ください。

問い合わせ先

cbfe<アットマーク>p.u-tokyo.ac.jp

メールをお送りいただく場合、<アットマーク>を@にご変更ください。


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