東京大学大学院教育学研究科(附属心理教育相談室)は、北海道伊達市と教員のメンタルヘルス維持と特別支援教育スキル向上に関する連携協力協定を締結しました
2025年4月2日
東京大学大学院教育学研究科(附属心理教育相談室)は、北海道伊達市と教員のメンタルヘルス維持と特別支援教育スキル向上に関する連携協力協定を締結しました。
締結式は2025年3月26日(水)に教育学部棟第一会議室にて、伊達市からは堀井敬太市長、影山吉則教育長、東京大学大学院教育学研究科からは勝野正章研究科長、高橋美保附属心理教育相談室長によって執り行われました。
今回の提携は、附属心理教育相談室のスーパーバイザーでもある、臨床心理学コースの能智正博教授をリーダーとする、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「バーチャル空間を活用した特別支援教育に特化した教員職能開発(プロジェクト愛称:語り合い学び合う特別支援教育スキリング・プロジェクト。以下本プロジェクト)」に関連するもので、昨年4月に連携協力協定を締結した、京都府福知山市および伊根町に次ぐ3自治体目となります。
本提携式では、京都府福知山市廣田康男教育長代理として濱田亜希子次長が出席し、教育学研究科との提携状況とその成果についてお話をいただきました。その内容を受けて、本プロジェクトを統括するSIPの大山潤爾SPDと室蘭工業大学の山中真也教授から、京都府福知山市および伊根町で積み上げた実績を北海道伊達市で水平展開することに対する期待を語っていただきました。
教育学研究科では本連携協力協定に基づいて積み上げた実績および共同の機会を最大限にいかし、すべての子どもと教員の尊厳とウェルビーイングを尊重する教育の理念と方法について研究を進め、具体的な提案を行っていきたいと考えています。