吹田市と東京大学大学院教育学研究科との教育・研究交流連携協定調印式について
2022年1月28日
東京大学大学院教育学研究科は、吹田市と教育・研究交流連携事業に関する協定を締結しました。調印式は2022年1月27日(木)に教育学研究科会議室にて、後藤圭二吹田市長と小玉重夫研究科長により、執り行われました。
教育学研究科は多様性の包摂の実現基盤として初等・中等教育を重視し、インクルーシブ教育に関する研究や実践の担い手を育成するため、バリアフリー教育開発研究センターの拡充に取り組んでいます。 他方、吹田市は「ともに学び、ともに育つ」の教育理念の下、多様な価値観と人権の尊重を基礎に置いた教育を実践しています。本協定は、多様性の包摂を重視する両者が、地域の学校をインクルーシブな空間へと再編成するための研究とその担い手の育成事業に共同で取り組むことを通して、インクルーシブ社会の実現に寄与しようとするものです。
教育学研究科では本協定で得られる共同の機会を最大限に活用して、社会的バリアの生成メカニズムに着目する社会モデルの考え方を伝えるため、各校で教職員研修プログラムを展開します。また、社会モデルの考え方をふまえた教育プログラムやカリキュラム、新しい学びの場を、吹田市と共同で開発する予定です。