東京大学|大学院教育学研究科・教育学部 東京大学|大学院教育学研究科・教育学部

教育学研究科,教育学部の沿革

東京大学教育学部は1949年5月,新制東京大学の創設に伴い,旧制の文学部にあった「教育学科」5講座を分離独立する形で発足した。教養学部もこのとき同時に設置された。1947年教育基本法,学校教育法が制定され,「6-3-3制」の学校体系が発足し,全国に教育学部,学芸学部が発足した。従来の師範学校制度を改め,国立大学に教育学部を設置することが望ましいという戦後教育改革の方針のもとに創設されたのである。本学部はこうした改革の要請にこたえ①教育に関する専門的研究を行い,併せて,専門研究者や教職教育担当者の養成を行う,②教育に関する教養と識見を持つ教育行政官・社会教育指導者・学校管理者などの養成を行う,③新制東京大学における中等学校教員養成に責任をもつ,という3つの課題を担って発足した。これら3つの課題は,大学院重点化が実現した今日においても,基本的に変わっていない。
教育学部創設時の構成は、案の段階では18講座案を最終案としたが,小学科制をとって教育学科,教育心理学科,学校教育学科,教育行政学科,体育学科の5学科で出発した。その後の変化は以下に示すとおりである。

沿革

1887年
  • エミール・ハウスクネヒトが独逸語学・教育学担当教師として着任
1893年
  • 講座制導入に伴い,教育学講座設置
1919年
  • 教育学講座が5講座となる。
1948年
  • 附属学校開設の予定で旧制東京高等学校尋常科1,2年の生徒募集在校する3年生と併せて新制中学校を編成(附属学校の実質的発足)
1949年
  • 新制東京大学の創設に伴い,教育学部設置
1951年
  • 教育学部附属中学校・附属高等学校設置
1956年
  • 『教育学部紀要(第1号)』発刊
1963年
  • 大学院教育学研究科設置
1968・69年
  • 東大紛争
1970年
  • 各学科コースに「研究指導」の科目を新設
1973年
  • 教職課程委員会設置
1982年
  • 『教育学部30年記念誌』発刊
1983年
  • 心理教育相談室開設
1987年
  • 「教育学総合科目」開講(各講座より一人出講,1991年まで毎年4月初旬に開講)
1989年
  • 東京大学御殿下記念館・体育施設の管理運営担当として助手ポスト配置(学内措置)
  • パリ第5大学との学術交流協定締結
  • 教育学部創立40周年記念シンポジウム開催
1991年
  • 留学生担当講師ポストの新設
1992年
  • 『東京大学教育学部・教育学研究科年報』発刊(以後,隔年刊)
1994年
  • 大講座化(教育学科の教育社会学講座・高等教育講座と学校教育学科の比較教育学講座を統合して比較教育社会学大講座とし,学部を6大講座に再編)
  • 教育学部公開講座(第1回)開講(会場:附属学校,1999年まで毎年開講)
1995年
  • 大学院重点化(従来の5専攻を改組し,「総合教育科学専攻」の1専攻とし,その下に6コースを置く。学部は「総合教育科学科」の1学科とし,その下に6コースを置く。併せて,組織の公称を「教育学部・教育学研究科」から「教育学研究科・教育学部」と改める。)
  • 連携併任制度発足
  • お茶の水女子大学と本研究科との学生交流協定締結
  • 博士論文指導委員会体制の発足(博士論文の指導体制の充実)
  • 農学部キャンパス部分に新設された総合研究棟の3階の一部が教育学部の占有となる(心理教育相談室等が移動)。
1996年
  • 大学総合教育研究センター設置
  • コンピュータ担当助手を配置(学部内措置)
  • ペンシルベニア大学大学院教育学研究科と本研究科との学術交流協定締結
1997年
  • 学校臨床総合教育研究センター開設
  • ティーチング・アシスタント制の開始(学部教育の充実)
1998年
  • 教育学部附属中・高等学校創立50周年記念行事
  • 教育学部附属中・高等学校に学校臨床総合教育研究センター分室として「ほっとルーム(カウンセリング・ルーム)」開設
1999年
  • 学校臨床総合教育研究センター主催による国際シンポジウム「変動社会における青少年問題(暴力・非行・いじめ等)に関する日米会議」の開催
  • 教育学部創立50周年記念事業(『50周年記念誌』の発行,50周年記念シンポジウム・記念式典・祝賀会の開催)
  • 教職担当教授ポストの配当
2000年
  • 教育学部附属中学校・高等学校が,「東京大学教育学部附属中等教育学校」に移行
2001年
  • 教育学研究科・教育学部初の外部評価を実施
  • 教員の任期制の導入を決定(2002年4月より施行)
  • 教育学部附属中等教育学校に総合教育棟建設
2002年
  • 21世紀COEプログラム「基礎学力育成システムの再構築」が採択され,「基礎学力研究開発センター」が設置
  • 「21世紀COE 基礎学力研究開発センター」主催による国際シンポジウム「基礎学力の形成一研究と実践の展望」の開催
2003年
  • 赤門総合研究棟の2階の一部が教育学部の占有となる。
2004年
  • 国立大学法人化「国立大学法人東京大学」となる。
  • 「教育研究創発機構」設置
  • 臨床心理学コース新設
2005年
  • 大学経営・政策コース新設
2006年
  • 学校教育高度化専攻設置。教職開発コース,教育内容開発コースおよび学校開発政策コースの3コースを新設
  • 学校臨床総合教育研究センターを学校教育高度化センターに改組
  • 医学部1号館の地階および3階の一部が教育学研究科の教育研究スペースとなる。
2007年
  • ナンヤン工科大学国立教育学院(シンガポール)と本研究科との学術交流協定締結
  • 大学院教育学研究科附属心理教育相談室創立50周年記念事業(年報「50周年記念号」の発行,50周年記念公開講座・50周年記念式典・祝賀会の開催)
  • 北京大学教育学院と本研究科との学術交流覚書締結
  • 国立ソウル大学校師範大学と本研究科との学術交流覚書締結
2008年
  • 教育学部附属中等教育学校創立60周年記念行事
  • 華東師範大学教育科学学院と本研究科との学術交流協定締結
  • 教育学研究科・教育学部第2回外部評価を実施。
  • 大学発教育支援コンソーシアム室の設置
2009年
  • 教育学研究科総合教育科学専攻を3専修7コースに再編
  • バリアフリー教育開発研究センター開設
  • 教育学部創立60周年記念事業(『60周年記念誌』の発行,60周年記念式典・祝賀会の開催)
2010年
  • 教育学部総合教育学科を3専修5コースに再編
  • シェフィールド大学心理学部と本研究科との学術交流協定締結
  • 『教育学部六十年史』発行
  • オックスフォード大学日産日本問題研究所と社会科学研究所と本研究科との学術交流協定締結
2012年
  • ナンヤン工科大学国立教育学院(シンガポール)との学術交流協定更新
  • 北京大学教育学院との学術交流覚書更新
  • 国立ソウル大学校師範大学との学術交流覚書更新
2013年
  • エクセター大学生命環境科学部との学術交流協定締結
  • 教育学部附属中等教育学校体育施設の整備
  • 大学発教育支援コンソーシアム室の廃止
  • 海洋教育促進研究室の設置
2014年
  • 埼玉県教育委員会と学校経営の研究における連携・協力に関する覚書締結
  • ユネスコバンコク事務所・アジア太平洋地域教育局との学術交流協定締結
  • ストックホルム大学教育学部との学術交流覚書締結
  • 長野県木島平村との教育・研究交流連携事業に関する協定締結
2015年
  • 発達保育実践政策学センター設置
  • 華東師範大学との学術交流協定締結

大学院の変遷/講座および学部学科の変遷

歴代研究科長(学部長)・副研究科長・評議員・事務長・附属学校長・センター長

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