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バリアフリー教育開発研究センター×日本障害学会合同研究会「心と法律:慈悲から人権へ」(2025年3月14日(金)開催/要事前申込)

2025年2月28日

バリアフリー教育開発研究センター×日本障害学会合同研究会「心と法律:慈悲から人権へ」

日時:2025年3月14日金曜日午後2時―3時45分
講師:アンヌ=リーズ・ミトー(パリ・シテ大学准教授)
会場:東京大学本郷キャンパス教育学部棟1階109教室
  https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_09_01_j.html
主催:障害学会
   東京大学バリアフリー教育開発研究センター
情報保障:手話通訳・文字通訳
開催形式:対面50名(事前申し込み必要)

趣旨

障害学会の国際委員であり昨年、日本の障害をテーマとして”Le coeur et le droit: Le handicap dans la
société japonaise”(『心と法律(慈悲から人権へ)』)をフランス語で刊行(英語は2026年予定)されたAnne-Lise Mithout(アンヌ=リーズ・ミトー)さんを講師として、同書の内容を踏まえた研究会の開催を行います。同書の内容については、本文末尾をご覧ください。

プログラム

14:00 開会挨拶 長瀬修(障害学会理事・国際委員長)
14:05 報告 「心と法律:慈悲から人権へ」アンヌ=リーズ・ミトー
15:05 質疑応答 司会:伊東香純(障害学会理事)
15:40 閉会挨拶 飯野由里子(東京大学バリアフリー教育開発研究センター)
総合司会:田中恵美子(障害学会理事)

参加フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1IXnEIRb0K3dwFuqpctj3FEmLHLChk9qwPoWjLXKcPDg

*『心と法律』目次

第1章 1945年以前の障害者の歴史
1. 中世以前の障害者の位置~宗教的信念と慈善措置
2. 盲人の共同体と当道座の出現
3. 江戸時代における国家統制の強化
4. 近代化と障害者

第2章 障害者福祉の歴史~リハビリテーションからインクルージョンへ
1. 福祉国家建設時代におけるリハビリテーションと施設化の発展
2. 社会参加概念の出現へ
3. 新自由主義の時代におけるケアと福祉政策

第3章 「我々は愛と正義を拒否する」~ 障害者運動 の発展
1. 障害者運動の初期~カテゴリーに基づく動員
2. 青い芝の会~優生思想に反対する運動
3. 青い芝の会の遺産~交差点的視点から人権を守る

第4章 教育制度における障害児の位置~支援と排除
1. 1945年以前の特殊教育~社会事業から国家総動員へ
2. 戦後から2000年代まで~特殊教育から統合教育へ
3. 21世紀の「特別支援教育」

第5章 個人の雇用可能性から職場の働きやすさへ
1. 二重の雇用システム
2. 就労支援事業所で働く
3. 一般企業で働く



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