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教員・スタッフ紹介

森田賢治(身体教育科学)

略歴 個人ホームページへ
2000年 東京大学理学部 卒業
2002年 東京大学大学院理学系研究科 修士課程修了
2004年 日本学術振興会 特別研究員(DC)
2005年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了、博士(科学)
2005年 日本学術振興会 特別研究員(PD)(東京大学生産技術研究所)
2006年 理化学研究所 基礎科学特別研究員(脳科学総合研究センター)
2009年 東京大学大学院医学系研究科 助教
2012年 東京大学大学院教育学研究科 講師
2016年 東京大学大学院教育学研究科 准教授


研究の概要
スポーツや楽器演奏の習得において、成功や失敗の経験からいかに学ぶか、またその過程で自らをいかに動機付けるかは重要な問題です。 また、スリルを楽しいと思うか怖いと思うか、あるいは動作を面倒に感じるか心地良さを覚えるかなどは、経験、心身の状態、そして人によっても異なります。 これらの根幹にあると考えられる脳と身体における学習と情動のメカニズムを、生物学的知見に基づく数理モデリングと、 行動・生理・脳機能イメージング実験等を用いて、明らかにしていきたいと考えています。

 代表的な研究業績

  • Kenji Morita & Ayaka Kato
    Striatal dopamine ramping may indicate flexible reinforcement learning with forgetting in the cortico-basal ganglia circuits.
    Frontiers in Neural Circuits 8:36 (2014).
  • Kenji Morita
    Differential cortical activation of the striatal direct and indirect-pathway cells: reconciling the anatomical and optogenetic results by a computational method.
    Journal of Neurophysiology (in press).
  • Kenji Morita, Mieko Morishima, Katsuyuki Sakai, & Yasuo Kawaguchi
    Dopaminergic control of motivation and reinforcement learning: a closed-circui account for reward-oriented behavior.
    The Journal of Neuroscience 33(20):8866-8890 (2013).
  • Kenji Morita, Mieko Morishima, Katsuyuki Sakai, & Yasuo Kawaguchi
    Reinforcement learning: computing the temporal difference of values via distinct corticostriatal pathways.
    Trends in Neurosciences 35(8):457-467 (2012).
  • Kenji Morita
    Possible role of dendritic compartmentalization in the spatial working memory circuit.
    The Journal of Neuroscience 28(30):7699-7724 (2008).
  • Kenji Morita, Rita Kalra, Kazuyuki Aihara, & Hugh P. C. Robinson
    Recurrent synaptic input and the timing of gamma-frequency-modulated firing of pyramidal cells during neocortical “UP” states.
    The Journal of Neuroscience 28(8):1871-1881 (2008).

 研究費

  • H26-27 文部科学省科学研究費新学術領域研究「報酬予測誤差計算と強化学習の神経回路機構:皮質線条体時間誤差仮説の理論的検討」
  • H25-27 JST戦略的国際科学技術協力推進事業 日本-ドイツ研究交流「強化学習の神経回路機構の解明へ向けて」
  • H25-26 文部科学省科学研究費新学術領域研究「動作の学習のための動作情報保持の神経細胞・回路機構」
  • H24-26 文部科学省科学研究費若手研究(B)「異なる神経集団間の機能的結合の制御に関する細胞・回路機構:振動的神経活動の役割」
  • H23-24 文部科学省科学研究費新学術領域研究「複雑な規則に基づく行動制御のメゾスコピック神経回路メカニズム」
  • H21-23 文部科学省科学研究費若手研究(B)「脳における数・順序の処理の神経回路メカニズムに関する研究」
  • H19-20 文部科学省科学研究費若手研究(B)「大脳皮質の持続的神経活動における異なる種類の抑制性神経細胞の機能分担に関する研究」

 受賞歴その他特記事項

  • H22 International Neural Network Society, Young Investigator Award
  • H21 日本神経回路学会 奨励賞