ご出身の方々・在学生からのメッセージ

本コースご出身の方々からのメッセージ

政二 慶 様 (1997年 博士(教育学)、現所属:Toronto Rehab/University of Toronto)

「自由闊達」

私は学部から大学院博士課程まで当コースにお世話になり、現在カナダの病院/大学の医工学分野にて研究・教育業務に就いています。Language barrierがある海外での仕事上役立つのは、なんといっても「仕事の力」であり、私の場合は大学院生時代に培った研究の発想・思考法・実験技術がその基礎となっています。当時の当コース気風を一言で言うならば、「自由闊達」。やりたいことを自力で見つけ、自由な発想で、のびのびと研究に取り組ませてもらいました。コース内研究室間にも垣根はなく、教官および上下級生を問わない研究室メンバーとの自由活発な議論の中から豊富な意見・発想が得られ、メンバーが助力し合うことで技術を磨きました。このような自由闊達な中で培われた仕事の力が、現在の礎となっているわけです。

研究を立案、実践、論文化するという、すなわちゼロから立ち上げ、論理的思考と実践によって最終形にもっていくという経験は、将来研究分野に進まれる方々のみでなく、ビジネスや行政など研究以外の分野に進む場合にも非常に役に立つと思います。その際、自らの発想でゼロから始めるという経験が、自らを鍛える上で非常に重要で、これは「自由闊達」ではない他のラボでは得られない経験であろうと想像します。当コースはそうした経験を熱望されている皆さんにお勧めです。

在学生からのメッセージ (※学年は執筆時のもの)

笹井 俊太朗(博士課程2年)

本コースでは、ヒトの身体・心・脳及びその相互作用が行動を生み出す機構の解明を目指す研究から、これらの機構が発達するメカニズム、また教育的応用を視野に入れた発達に関連する遺伝・環境要因の調査まで、幅広い分野における最先端の研究が行われています。一方で全分野のスタッフから必要に応じて柔軟に指導を受けることができ、学際性の高い研究が生まれる環境が整っています。世界のトップに立つスタッフ陣による指導の中で、知的探究の当事者になってみませんか。

北川 裕子(修士課程2年)

求めよ、さらば与えられん。な毎日です。研究に対して真摯に謙虚に向き合い、それでいてスーパーアグレッシブ!な仲間とともに、どこまでも探究できる環境が揃っています。教授陣の惜しみない指導と、高い志の仲間とのディスカッションは何にも代え難い尊い毎日です。人生は一度きりです。門を叩いてみませんか?

小塩 靖崇(修士課程1年)

本コースは「身体教育科学」「教育生理学」「発達脳科学」「健康教育学」という4つの研究分野から成り立っています。大きな特徴として研究室制を採用していないことが挙げられます。これにより分野の垣根を超えた活発な議論が日々行われており、他分野のスタッフからも指導を受けながら広い視野を持って研究を行うことが出来ます。また非常に充実した実験設備が整っています。主体的に研究を進めていきたいという人にとって、本コースが魅力的な環境であることは間違いありません。

林 拓志(修士課程1年)

本コースでは、研究内容に関係なく大学院生室で研究活動を行っているため、学生同士のつながりが非常に濃くなっています。そのため、互いの研究内容だけでなく生活で困っていることやくだらないことなど、あらゆることを話し合えるような雰囲気があります。また、学生の憩いの場であるお茶室では、コーヒー豆を挽く電動ミル、ドリップ式やプレス式の抽出器具があり、いつでもあたたかくおいしいコーヒーを淹れることができます。私たちはコーヒー片手に定期的にディスカッションを行っています。そこでは、研究室を越えたさまざまな分野の内容を広く学べるだけでなく、自身の研究に対する助言をもらえたり、さまざまなアイディアを創出してきました。このような生産的な活動をしてきた身体コーヒー部出身の諸先輩がたは、研究の分野でも大成されているかたばかりです。みなさんもコーヒー片手に自由な発想で議論を深めていきませんか。

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