こころの健康によい生活習慣

はじめに

こころも体も健康になりましょう。まずはお子さん自身で、あるいはおうちの人と一緒にできることからはじめませんか。
毎日の暮らしを見直すだけでこころの調子が良くなることもあります。

睡眠

塾に部活に忙しさのあまりつい睡眠時間を削ってしまう。
金曜日、土曜日の夜更かし、土曜日、日曜日の朝寝坊はありませんか?試験期間中や夏休みの睡眠時間のずれも要注意です。


このグラフは日本の中高生を調べた睡眠時間帯の分布です。
線が太いほど該当者が多いことになります。
平均睡眠時間は中1男子で7.5時間、女子で7.4時間。高2男子で6.5時間、女子で6.4時間です。学年があがるほど短くなる傾向がありました。
睡眠は何時間とればよいでしょうか?この質問の答えはありません。たとえば12時間とか長く寝ないと翌日ねむい集中できない、という人もいれば、4-5時間寝れば十分という人もいます。また成長に伴い必要な睡眠時間が変化することもよくみられます。このため、思春期は自分にとってベストな睡眠時間を模索する時期といえます。「睡眠時間を短くして活動した方が格好がいい」「友達もやっているから遅くまでネットをしたり深夜番組を見る」こういった行動は、誰もが経験するかもしれません。しかし、無理を続けているとこころの調整を崩すことにもつながります。

また、様々な電子機器の不適切な使用も問題です。電子機器が小型化、多機能化し、装置をひとつもって布団にもぐりこむと消灯後でも容易に読書する、ゲームする、テレビを見る、メールやネットをすることが可能となりました。大変便利な機能である一方、こどもの活動を把握しにくくなっています。何時にお子さんはお休みになっているでしょう?その時間にお子さんは眠っていますか?お子さん自身にも睡眠の意義や健康のための正しい電子機器の使用について知っていただくのはいかがでしょうか?
こちら(リンク:毎日のくらしとメンタルヘルスチェック)

食事と体重

「朝食をきちんと食べましょう」「主食と主菜、副菜をバランス良く食べましょう」とよくいわれます。食事は日々の習慣として身についており、改めて見直す機会は少ないかもしれません。たしかに実家でご両親とすごす中高生時代は食事の回数、バランスともに良好である場合が多いと思いますが、大学生、社会人と忙しくなったり、一人暮らしを始めたりすると食生活が乱れていくこともよくあります。このためにも中高生時代に意識して好ましい食習慣を身につけておく必要があると思います。
参考:食事バランスガイド(厚生労働省)→こちら

また、自分の体重や体格について正しく認識できることも大切です。


このグラフは日本の中高生の理想と実際のBMI(Body Mass Index)を調べた結果です。
理想と実際の身長、体重を調査しBMIを計算しました。BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)でもとめます。男女とも発育に伴いBMIは増加し、高校2年生時には平均でおよそ20となっています。

男子では、中1、中3では、実際のBMIよりも理想のBMIが大きな値となっており、高2では実際のBMIと理想のBMIがおおむね一致していました。中3と高2で理想とする体形がおおむね同じ、という特徴がありました。一方女子は、すべての学年で理想のBMIが実際のBMIを下回りました。このことより「よりやせた体形」を理想と考える生徒が多いことが示唆されます。成長に伴い、すこしずつ理想とするBMIの値は増加していますが、中1と比べ、中3、高2で実際と理想の差が大きくなっています。

同調査ではダイエットの経験についても調べました。ダイエット経験のある男子は、中1で0%、中3で3.3%、高2で3.4%といずれも低い割合でした。一方、女子では、中1で15.3%、中3で43.6%、高2で54.0%と多くの生徒がダイエットの経験がありました。
この調査の参加者は、特に太りすぎの生徒が多かったというわけではありませんので、自身の体形の如何にかかわらず「やせたい」と思う生徒が多いことが示唆されますし、実際にダイエットを実行する生徒も多くいました。

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