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LYPEXP.EXE

 

Usage: lypexp [option] <infile >outfile

          Option:   /SL:n
                    /EV:n
                    /CT:n
                    /MX:f
                    /MN:f
                    /AM:f
                    /IT
                    /SF
                    /SV
                    /HE

LYPEXP.EXEは、N次元のベクトルy(t) (t = 1,...,Ndata)を読み込んで、最大リアプノフ指数をWolfのアルゴリズム(文献[14])を用いて計算します。

入力ファイルのフォーマットは以下の形式、あるいはEMBED.EXEの出力ファイルとなっています。

<infile>

          header 1
          header 2
            ....
          header nh
             ###.###   ###.###   ###.###   ....
             ###.###   ###.###   ###.###   ....
                         .....

出力ファイルのフォーマットは、使用するオプションにより異なります。

</ITオプションを指定しないときのoutfile>

          Ndata = ##########
          Naxis = ##########
          maxLypexp = ####.##### bits/iter.

</ITオプションを指定したときのoutfile>

          Ndata = ##########
          Naxis = ##########
          maxLypexp = ########## bits/iter.
               NIter    Exponent
                   1  ##########
                   2  ##########
                  .....

maxLypexpは、bits/反復数で表される最大リアプノフ指数です。これをサンプリング間隔で除すると、bits/秒となり、時刻の関数が得られます。/ITオプション指定時には、NIter番目の繰り返し時におけるリアプノフ指数が出力されます。

各オプションの機能とデフォルト値は、以下の通りです。

/SL
gifを参照して下さい。

/EV:n
未来に進める時間(ステップ)を設定します(デフォルトはn = 1)。

/CT:n
n番目の再接近点での計算をしないようにします。これは軌道の局所的相関の影響を取り除くために重要となります(デフォルトはn = 10)。

/MX:f and/or /MN:f
これらのオプションは、時間発展した軌道を探すための最初の最大スケール値(デフォルトは tex2html_wrap_inline696 )と最小スケール値( tex2html_wrap_inline698 )を指定します。

/AM:f
置き換えた時刻での許容しうる最大角度誤差(ラジアン)を指定します(デフォルトはf = 0.3)。

/IT
各繰り返しごとに結果を出力するようにします(デフォルトでは指定されていません)。

/SF
gifを参照して下さい。

/SV
gifを参照して下さい。

/HE
gifを参照して下さい。



ICHIRO HIDAKA
1997年12月04日 (木) 04時04分01秒 JST