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GNOISE.EXE

 

Usage: gnoise [option] <infile >outfile

          Option:   /SL:n
                    /XC:n
                    /IF or /BN:f or /HM:f
                    /RD
                    /ND:n
                    /AG:f and/or /SD:f
                    /SF
                    /SV
                    /HE

GNOISE.EXEは、デフォルト、すなわち/IFオプション指定時に、スペクトルのデータ(通常はFTSPEC.EXEまたはMESPEC.EXEの出力ファイル)を読み込んで、逆フーリエ変換を行い、統計的性質がもとのデータとほぼ同じである時系列を出力します。/BNオプション、/HMオプション指定時には、それぞれ、広域にわたってパワーを持つスペクトル(スペクトルの性質は、スペクトル指数によって決定されます。これは、スペクトルを両対数表示したときの回帰直線の傾きに-1をかけたものです)、または単純な周期的変動をもつ時系列データを出力します。

入力ファイルには、FTSPEC.EXEまたはMESPEC.EXEの出力ファイルを想定しています。出力ファイルのフォーマットは、以下の通りです。

<outfile>

             ####.#####
             ####.#####
               .....

各オプションの機能とデフォルト値は、以下の通りです。

/SL
gifを参照して下さい。

/XC:n
gifを参照して下さい。

/IF or /BN:f or /HM:f
これらのオプションにより、GNOISE.EXEのアクションが決定されます。/IFオプション指定時には、入力されたスペクトルのデータを逆フーリエ変換します。/BN:fオプションでは、広域にスペクトルを持つノイズが生成されます。この場合、fにそのスペクトル指数を指定します。例えば、f=0.0とするとホワイトノイズが、f=1.0とすると1/f型のゆらぎを持つノイズが、f=2.0とするとブラウンノイズが生成されます。/HM:fオプションは、周波数fの単周期正弦波を生成します。fはナイキスト周波数の分数です。デフォルトは/IFです。単に/BNとしたときにはf=0が、/HMと指定したときにはf=0.1が選択されます。

/RD
/RDオプションを指定すると、デフォルトのスペクトル合成法に代わり、ランダム置換法によって広域スペクトルを持つノイズが生成されます。詳細は、文献[11]を参照して下さい。デフォルトでは指定されません。

/ND:n
生成するデータの数を指定します。デフォルトはn=1000です。

/AG:f and/or /SD:f
/AG:fオプションは出力する時系列の平均値fを、/SD:fオプションは標準偏差を指定します。デフォルトは/AG:0.0、/SD:1.0です。

/SF
gifを参照して下さい。

/SV
gifを参照して下さい。

/HE
gifを参照して下さい。



ICHIRO HIDAKA
1997年12月04日 (木) 04時04分01秒 JST