2.高校数学カリキュラム変遷




 戦後誕生した学習指導要領。その中では、各教科の指導内容が明記されています。そして平成21年度から小中学校では新しい学習指導要領に基づく学校教育がスタートします。しかし、小中学校での学習指導要領の改訂が話題になるのに比べ、高校の学習指導要領の改訂はあまり話題になりません。それは、どうしてでしょうか?

 考えられる理由とすれば、大きく分けて
@義務教育ではないから
A大学への接続となる知識を中心に学ぶため、指導の内容にそれほど変化がないから、
の二つが挙げられると思います。

 しかし、高校の進学率がほぼ100%に近づき、高校の義務教育化の論議もにわかに沸き立ってきた上に、大学短大進学率も50%を越え、高等教育も大衆化してきたといえると思います。だからこそ、高校の学習指導要領も注目するべきではないのかと僕は思います。

 そこで、戦後からこれまでの学習指導要領改訂の変遷をこのページではまとめてみたいと思います。もちろん、数学だけでなく全ての教科を網羅できればいいのですが、今回は数学に限ってまとめました。

 まとめ方については、今回を含めて8回行われている学習指導要領の改訂ごとにまとめたものと、ベクトルや行列といった、各単元ごとにまとめたものを用意しました。
用途に合わせて利用してみてください。


各改訂の中身を調べる

各単元の位置づけを調べる




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