ギムナジウムの事例A ブラックヴューデのギムナジウム
西側にやや傾斜した敷地に建てられたこのギムナジウムは、ある教育センターの一部をなすもので、この学校教育センターの建物は、ある共通の広場を中心として配置されている。このセンターにはギムナジウム、講堂、体育館、実家学校含まれている。
このギムナジウムは、その水平および垂直方向の段階構成によって、独自な造形的構成を持った建物となっている。プレハブ化されたコンクリートが統一的に使用されており、建物内部の仕上げもコンクリートが大半である。中央ホールには大規模な見通しの良い階段がある。この中央ホールからはからは、学校のすべての教育領域に到達することができる。南側と北側の一部分には一般教室、西側には自然科学の教室と天文台、北側には講堂および製図室、作業室、音楽室がある。生徒が自主的に使用しうる講堂の生徒用入口は、交通教育室、生徒会室、学習図書室へと通じている。その先には職員室などの管理部門がある。講堂にはロビー、舞台、そして後方に行くに従い高くなっている座席の後部に映写室がある。音楽室は壁で囲まれた野外音楽会場へと開かれている。

北側全景

校舎北西側と天文台

講堂

講堂
出所 : 世界現代建築写真シリーズ13−教育施設−
