next up previous
Next: EMBED.EXE Up: 各プログラムの機能と使用法 Previous: DEC2LOG.EXE

DGRAPH.EXE

 

Usage: dgraph [option] <infile >outfile

          Option:   /SL:n
                    /XC:n and/or /YC:n
                    /XA:f,f and/or /YA:f,f
                    /XF:n and/or /YF:n
                    /XL:str and/or /YL:str
                    /SV
                    /HE

DGRAPH.EXEは汎用グラフ描画モジュールです。SASタイプのASCII文字を利用したグラフを描画し、標準出力にプリントアウトすることができます。本リリースから、DOS版でのラスター・グラフィック出力機能がなくなりました。これは、多くのユーザが市販ソフトやフリーソフト(gnuplotなどのPDS)を使って、高品質な画像を手軽に扱うことができるようになったためです。それらのプログラムの操作法については、お近くの専門家にお問い合わせ下さい。しかしながら、そのような描画プログラムを持っていない場合には、バージョン2のDGARPH.EXEと全く同じであるOLDGRAPH.EXEをご使用下さい。

<infile>

          header 1
          header 2
            ....
          header nh
             ###.###   ###.###   ###.###   ....
             ###.###   ###.###   ###.###   ....
                         .....

各オプションの機能とデフォルト値は、以下の通りです。

/SL
gifを参照して下さい。

/XC:n and/or /YC:n
これらのオプションにより、入力ファイルの第何列目をグラフの変数X、Yとして使用するかを指定します。変数Xは横軸の座標に、変数Yは縦軸の座標に用いられます。このような変数X、Yの指定の仕方は、FILTER.EXEとは異なります(FILTER.EXEでは、両変数とも縦軸にプロットされる値でした)ので、注意して下さい。デフォルトでは、/XC:1、/YC:2です。

/XA:f,f and/or /YA:f,f
両オプションとも、最初の値をその軸の最小値、次の値を最大値とします。デフォルトでは指定されていません。すなわち、それぞれの変数の最小値と最大値が自動的に各軸の最小値と最大値になります。

/XF:n and/or /YF:n
これらのオプションは、X軸、Y軸に表される数値を、小数点第何位まで表示するか、指定します。デフォルトでは、n = 2となっています。

/XL:str and/or /YL:str
これらのオプションは、それぞれ縦軸、横軸のラベル文字列を指定します。"/XL:"、"/YL:"の直後に、ラベルとなる文字列を記入して下さい。ラベル文字列には、" "や"/"といった文字はそのままでは使えません。どうしても必要な場合には、
/XL:FREQUENCY_(Hz) /YL:POWER_(ms2_/Hz)
のようにして使って下さい。

/SV
gifを参照して下さい。

/HE
gifを参照して下さい。



ICHIRO HIDAKA
1997年12月04日 (木) 04時04分01秒 JST