(1) 順列と組合せ 具体的な事象において起こりうる場合を分類,整理し,場合の数を数えやすくする方法を明らかにする。また,これに関連して,二項定理を理解させる。 ア 場合の数の数え方 イ 順列と組合せ 重複順列と重複組合せは,これらの考え方にふれる程度とする。 ウ 二項定理 (2) 数列と級数 簡単な数列について,自然数との対応関係を考え,その数列の特徴をとらえさせる。また,数列について,極限の概念を理解させる。 ア 等差数列,等比数列 イ その他の数列 一般項がn2,n3の程度とする。 ウ 無限等比級数 (3) 三角関数とベクトル 正弦定理,余弦定埋および加法定理を理解させ,これらを応用する能力を養う。また,ベクトルの概念を理解させる。 ア 三角形への応用 正弦定理・余弦定理,三角形の面積 イ 加法定理 複素数の極形式(z=r(cosθ+isinθ))を含む。 ウ ベクトル (ア) べクトルの意味 (イ) 加法,減法,実数との乗法,内積 (4) 図形と座標 図形の解析的な研究方法を用いる能力を伸ばすとともに,座標変換の考え,極座標などを導入し,座標の概念の理解を深める。 ア 二次曲線 だ円・双曲線・放物線の標準形の方程式 イ 座標軸の平行移動・回転 座標軸の回転については,曲線xy=kを双曲線の漂準形に直すことなど簡単なものとする。 ウ 曲線の表わし方 (ア) 媒介変数による表わし方 (イ) 極座標による表わし方 曲線は,r=kθなど簡単なものとする。 (5) 微 分 法 微分係数や導関数の概念を理解させ,簡単な整関数の範囲で,導関数を計算したり,それを応用したりする能力を養う。 ア 微分係数 イ 導関数とその計算 関数の和・差・積の導関数 ウ 導関数の応用 接線,関数値の増減,速度など (6) 積 分 法 不定積分や定積分の概念を理解させ,簡単な整関数の範囲で,積分を計算したり,それを応用したりする能力を養う。 ア 積分の意味 イ 積分の計算 ウ 積分の応用 面積,体積,道のりなど |
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