@自然現象や社会現象を理解したり,これについての問題を解くために,公式やグラフを用いる。 (例) ○落体の運動を示すために,その位置とかかった時間との関係を式に書いたり,グラフにかいたりする。 ○物価指数などの計算のしかたを示す式を調べて,なぜそのように,計算するのかを研究する。 A日常生活に関係して起る問題を,方程式を用いて解く。 (例) ○単利などについての計算をするのに方程式を用いる。 B図形の取扱に慣れ,簡単な図形の性質を知る。 (例) ○測量や装飾をするのに,三角形や円などの簡単な性質を用いる。 ○日常に用いている器具の形に回転体・対称形・平行線などが用いられているわけを研究する。 ○工業などで,投影図がどんな役割を果しているかを研究する。 C測定値について,その代表値の信頼度やその制限の意味を理解し,また,これを計算に用いる。 (例) ○具体的な物の面積・体積などを計算するのに,測定値の平均や,その制限を用いる。 ○面積・体積などの概略の大きさを推定するのに概算を用いる。 D社会現象や自然現象について確からしさの意味を理解し,これに関する問題を解く。 (例) ○保険などに用いられる死亡率の意味を理解する。 ○あたりくじを引くのは,くじを引く順序に関係あるかどうかを調べる。 E社会現象について,その実態を理解したり,将来を予測したりするのに,統計的な資料を用いる。 (例) ○身長が大きいほうか小さいほうかを判断するために,その年齢における身長の平均を調べる。 ○社会のいろいろな問題についての世論調査を研究して,その価値と限界とを調べる。 F経済や金融に関して用いられているいろいろな比率の意味を理解し,これに関する問題を解く。 (例) ○将来の職業生活に役だてるため,金融機関の利用法や商販引の方法を研究する。 ○物価が何によって変動するかを明らかにし,家計や賃金の問題に対する理解を深めるため,統計資料として指数を用いる。 ○家族の生活を保証する一つの方法として,保険や貯蓄の意義を研究する。 ○税金を完納するため,一年の税額を見積り,貯蓄の計画をたてる。 H数学が文明の進歩の上に果している役割について理解する。 (例) ○幾何学によって,測量や地図製作がどんなに進歩したかを研究する。 ○自然科学の進歩に数学がどのように貢献しているかを研究する。 ○将来の危険や不安に詞なえる備えるのに,数学がどのように用いられるかを研究する。 ○社会の秩序を維持し,公正をはかるために,数学がどのように用いられているかを研究する。 |
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