@時代背景 国際的な学力調査の結果低迷や、日本国内の学力調査でも学力の低下がメディアをにぎわし始めたこともあり、ますます教育に対する国民の関心が高まってきました。文科省をはじめとする各種教育機関が行った様々な調査に基づき、評価すべき点も少なくないながら、やはり「生きる力」で重視している思考力や判断力、表現力、また学習意欲、学習習慣にも課題が多く見られることが分かりました。 それを背景に今回の改訂では@社会全体や家庭地域の変化A学習指導要領の理念を実現するための具体的な手立てB教師が子ども達と向き合う時間の確保や効果的・効率的な指導のための条件整備、に大きな主眼が置かれました。 そして基本的な考え方として@改訂教育基本法を踏まえた学習指導要領改訂A「生きる力」という理念の共有B基礎的・基本的な知識・技能の習得C思考力・判断力・表現力等の育成D確かな学力を確立するために必要な授業時数の確保E学習意欲の向上や学習習慣の確立F豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実、の7つが今回の学習指導要領の改訂の柱となったわけです。 |
A主な教育トピック ・東京都品川区で公立小中一貫校がスタート(平成18年) ・改正学校教育法成立(平成18年) ・全国学力・学習状況調査復活(平成19年) |
B改訂の中身 今回の改訂については,文部科学省のページに詳しく記述されていますので、そちらを参照してください。 |
C気づいた特徴 ・数学Cの廃止 ・統計処理の重点化、行列の削除、複素数平面の復活等、大学との接続や社会生活に応用を意識した内容の厳選化 |