学習性無力感の問題に対してドウェックが提唱した、無気力に陥ってしまった子ども達に学習意欲をもたせる方法。
25日間の訓練期間に算数の問題を与えてとかせるが,「成功経験群」では優しい問題をたくさん与え自身をつけさせようとする一方,「努力帰属群」ではやさしい問題と難しい問題の療法を与え,間違えてもそれは努力が足りなかったためであることを強調し,頑張って見ようと励ます。そして,訓練期間が終わった後,失敗に対してどのような態度をとるかを比較すると,成功経験群の子どもたちは,難しい問題にあたって失敗するとそれを能力に帰属し,すぐにやる気を失ってしまう一方,努力帰属群の子どもたちは,失敗しても根気強く学習を続けるようになり,結果的にはより高い成績を修めるようになった。
これにより、成功や失敗というのは自分の努力なり行動なりによって引き起こされるものであるという認知が意欲を持つのに必要だという話です。