SSH社でもSSH1の使用を推奨していないこと、サポートを終えていることなどを考えると、SSH2を使ったSSHクライアントへ移行 すべきだと思われます。そこで、現在SSH2を利用したWindowsアプリケーションである、SSH Secure Shell Clientを紹介します。
2002年2月8日現在,最新版は SSHWinClient-3.1.0-build235.exe です。
上記のファイルをダウンロードした後、実行してください。自動的にインストールが始まります。
インストールが終わると、デスクトップにSecure Shell Clientのアイコンが表示されます。
Secure Shell Clientを使ってみる
Authentication Method(認証方法)はデフォルトでは[Password]が選択されています。しかし、せっかくSSH2プロトコルを使った通信をするのだから、より安全な認証方法である「公開鍵(Public Key)」を使った認証を利用してもらいたいです。公開鍵を使った認証方法の設定を下記で説明します。
- デスクトップ上のアイコンをダブルクリックしてSecure Shell Clientを実行する
- [Edit]−[Settings]を選ぶと、[Settings]ウィンドウが開く。
- [Profile Settings]−[Connection]で接続の設定を行う。[Host Name: ] にeducord.p.u-tokyo.ac.jp [User Name:]に自分のアカウント名を入力して、[OK]をクリックする。
- [File]−[Connect]または、[Connect]アイコンをクリックすると[Connect to Remote Host]ウィンドウが開く。
- [Authentication Method]が[Password]になっている状態で[OK]ボタンをクリックすると、パスワードの入力を要求される。そこで、educordのパスワードを入力する 。パスワードが正しければ接続に成功する。
- Secure Shell Clientの通信を終える時は、 educordのコマンドラインでexit と入力する。
注意! Secure Shell Clientでは日本語が表示できません。「それでは困るよ」という方はTTSSHを利用していただくしかないのですが...。
MacintoshでSSHをするには
SSH2に対応したMacSSH というソフトがあります。詳しくは、次のURLを参照してみてください。
公開鍵暗号方式によるセキュアな認証
ここでは、Secure Shell Clientで[Public Key]による認証を行うための方法を紹介します。クライアント側(Windowsパソコン)に「秘密鍵」をサーバー側(educord)に「公開鍵」を置き、パスフレーズ(pass phrase)というeducordのパスワード(8文字)よりも長い文字列を使うことでユーザーの認証を行います。長いパスフレーズを設定することで他人に推測されにくくなること、仮に推測されたとしても鍵がなければ認証できないことなどにより、より安全なログイン方法となっています。
educord% cd .ssh2 (.ssh2ディレクトリへ移動)秘密鍵の作成と、公開鍵のeducordへのアップロードが終わったら、早速[Public Key]による認証をやってみましょう。
educord% ls -la (ファイル名の確認)
- [File]−[Connect]または、[Connect]アイコンをクリックすると[Connect to Remote Host]ウィンドウが開く。
- [Authentication Method]から[Public Key]を選んで[OK]ボタンをクリックすると、パスフレーズの入力を要求される。正しく入力できればログインできる。パスフレーズはeducordのパスワードとは違うので、educordのパスワードを忘れないように注意してください!パスフレーズにeducordのパスワードと設定するという方法もありますが、せっかく長いパスフレーズを設定できるのだから、パスワードとは違うものを設定したほうが良いと思います。
UNIXでSSH2によるログインを行うには
UnixのマシンからeducordへSSh2による接続をする方法については、下記のページを参照してください。
参考