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遊べる博物館

  • 国立科学博物館


日本有数の科学博物館で、子どもはもちろん、大人も楽しめる博物館です。“かはく”という愛称がついています。

地球館と日本館という2つの大きな建物からなります。

地球館は、数年前に完成したばかりで、地下3階、地上3階の、計6階にわたる、大きな建物です。それぞれのフロアごとに、「大地を駈ける命」、「科学と技術の歩み」などのテーマが決まっていて、多様な展示と体験コーナー(たんけん広場)が設けられています。3階のたんけん広場−発見の森−では、本物の野山のような木や草、生き物がたくさんいて、いろいろなクイズに答えながら、自然に関する知識を増やすことが出来ます。このコーナーで、自然に興味がわいてきたら、ぜひ本物の野山に出かけてみてください。

以前の本館にあたる、日本館も負けていません。改修工事と更新工事のため、約3年間閉館していましたが、今年4月に、「日本館」に名前を改め、ついに公開されました。こちらの館では、その名の通り、「日本」、特に、「日本列島の自然と私たち」をテーマにしたものです。日本列島や自然の歴史や状態、日本人の歴史などについて展示がされています。忠犬ハチ公や南極観測犬ジロ、フタバスズキリュウといった、貴重で珍しい標本や、日本と切っても切りはなせない自然現象である地震を計測する、地震計や顕微鏡といった、歴史的な資料も公開されています。

しかし、この博物館は、単に「楽しかった!」と思わせるだけでなく、学習支援活動も充実しています。たくさんの実験講座が開かれたり、ワークシートが配布されています。また、ボランティアがたくさんいて、たんけん広場で質問に答えてくれたり、ガイドツアーも実施してくれています。しかも、化石や隕石、鉱物などの、本物の標本を、学校に貸し出しているそうです。

また、大学生にももっと博物館を活用してもらおう、ということで、東京都内や関東近辺にある大学の内、およそ40校の大学の学生は、学生証を提示すれば常設展は無料、特別展も特別料金で安く入館できます。これは、それらの大学が「大学パートナーシップ」に加入しているためで、子どもだけではなく、大学生にも楽しめる内容になっている科学博物館に、ぜひ行ってもらいたいと思います。


マンモスの骨格標本


●所在地
〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
●開館時間
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
金曜日のみ午前9時〜午後8時(入館は午後7時30分まで)
※特別展等の場合は延長することがあります。
●休館日
毎週月曜日(日・月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12月28日〜1月1日)

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