『リアル REAL』(第一巻/井上雄彦/集英社/ヤングジャンプコミックス)について
 「SLUMDUNK」の作者、井上雄彦さんが車椅子バスケットボールを舞台にして(とは言ってもそれだけではないのだが。)若者が自分の人生の現実(real)に立ち向かっていく姿を描き出す。

 若い世代に絶大な支持を得る作者だけに(実はSLUMDUNKを読んでバスケにはまり、中学からバスケ部に入った少年がここにも一人…)障害者の認識を広める影響は大きい。
アルバイト先の塾に、この『リアル』の漫画を一回持っていく機会があったのだが、それを見るなり塾の小学6年生の生徒が、「え?!車いすでバスケット?何これ?」と一言。ちなみにその生徒は小学校のバスケットボールチームに所属している。

まだまだ障害者のスポーツの認知を広めるには相当努力が必要だと痛感した瞬間だった。しかし、それとともに井上さんのマンガにより、また一人車椅子バスケットを知る子どもが増えた瞬間でもあり、これから自分も努力をしていこうという気にもさせてくれた。

『リアル REAL』の作者井上雄彦さんの公式ホームページはこちらhttp://www.itplanning.co.jp/
 http://www.jade.dti.ne.jp/~suzaku/real.htmlには、『リアル』についてある人が感想などを書いていて、非常に共感できたので参考までに・・・


トップページの背景は『リアル REAL』が連載されている週刊ヤングジャンプのホームページのギャラリーから転載させていただきました。アドレスはこちらhttp://yj.shueisha.co.jp/