○定義 |
自己評価とは字のごとく、自分を評価することです。自己学習の文脈においては、自己の理解状況を把握したり、課題を遂行した後にそのでき具合を見る、といった意味で用いられます。 例えば、自己採点というものを考えてみましょう。自己採点というと、○×をつけ、点数をつけるというイメージもあるかもしれませんが、よくプロ野球中継でその日登板した投手が「今日の出来は60点だった。何故なら…」と話している場面を見た経験がある人もいるでしょう。自己学習の際に、このように何がよかったか、何が悪かったかを学習者が自分で考え、自分自身の採点をし、それを以降の学習に生かしていく、といった活動を自己学習における自己評価ということができます。また、心理学においては学習に限らず、自己の精神状態や自分をどういう人間だとみているか、等にも用いられます。 自己評価は効果的で主体的な学習を目指すには欠かすことのできないものです。特に、他者からの評価を得ることでありがちな「一喜一憂」とは無縁であり、学習へのフィードバックが大いに期待できるといえます。 |