ホーム » 公開研究会・シンポジウム » 詳細内容・国際シンポジウム「今、心理職に求められていること-医療現場で役立つ専門職モデルの確立に向けて-」
詳細内容:
国際シンポジウム「今、心理職に求められていること
-医療現場で役立つ専門職モデルの確立に向けて-」

―シンポジウム開催の趣旨―
東京大学大学院・臨床心理学コース 下山晴彦
近年、医療領域における心理職の活動に対する社会的ニーズが高まってきています。単に精神科医療に止まらず、癌などの重病の患者や家族の心理的ケアや病気の予防などの保健活動においても心理職の関与が必要とされています。これと関連して、心理職の国家資格化も議論されています。
今後の臨床心理学の発展を考えるならば、国家資格化にとどまらず、そのような資格を支える新たな専門職モデルの確立が急務となっているといえます。
心理職がこのような社会的ニーズに応えて専門職モデルを確立するために何が必要なのでしょうか。そのために日本の臨床心理学は、どのような課題を達成していかなければならないのでしょうか。
既に欧米では生物‐心理‐社会モデルに基づき、医療職、看護職、心理職、福祉職、行政職などが多職種チームを形成し、それぞれの職種が専門的役割をとりながら協働して総合的に問題に対応しています。日本においてもこのような多職種によるチーム医療が強く求められるようになっているといえるでしょう。しかし、日本の臨床心理学にあっては、教育領域を中心に発展してきたために医療領域で他職と協働するための心理職の教育訓練が進んでいないのが現状です。
そこで東京大学の下山研究室では、文部科学省の科学研究費補助金(基盤研究B:課題番号19330153/期間:2007-2009年)による「医療領域における臨床心理研修プログラムの開発・評価研究」を実施し、心理職が医療現場で役立つ専門職になるために何が必要であるのか、どのような研修プログラムが必要であるのかについて研究してきました。
本シンポジウムは、その研究成果を報告し、医療に関わる専門職の方々の意見をいただき、資格化の議論に加えて社会的役割の観点から心理職はどのようにあるべきかを検討することを目的としたものです。
シンポジウムでご発言をいただく方のご紹介
幸いチーム医療が進んでいる英国の前臨床心理学会会長であるターピン教授に基調講演をお願いできました。また、精神科病院協会の鮫島会長や林理事、精神神経学会の心理技術者資格検討委員会の佐藤委員長に登壇していただき、心理職の国家資格化との関連も含めて大所高所からのご意見をいただくことになります。
医療現場で働く心理職として藤森臨床心理士、さらに臨床心理士資格認定協会の大塚専務理事や臨床心理士会の村瀬会長にもご登壇いただけることになっっています。このような専門職に加えて行政の立場から精神医療制度の策定と深く関わっておられる厚生労働省の福田精神・障害保健課長からも最新情報を伺えることになりました。
臨床心理士をはじめ、心理職の活動の発展に関心をもたれている、多くの方々の参加を期待しております。
プログラム
日時:2010年3月28日(日曜) 午後1時-午後6時
会場:
東京大学(本郷)安田講堂(同時通訳付)
午前11時30分開場
主催:
東京大学大学院・教育学研究科・臨床心理学コース下山研究室
「医療領域における臨床心理研修プログラムの開発・評価研究」研究班
共催:
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース
後援:
(財)日本臨床心理士資格認定協会/(社)日本臨床心理士会
研究科長挨拶:
武藤芳照 東京大学大学院教育学研究科長
司会:
高橋美保 東京大学大学院 臨床心理学コース専任講師
第一部 研究成果報告
午後1時10分-2時00分
- 研究への期待
- 鮫島健 (社)日本精神科病院協会会長
- 大塚義孝 (財)日本臨床心理士資格認定協会専務理事
- 研究報告 日本の臨床心理学の現状と課題
-医療現場の多職種チームに参加するために-- 下山晴彦 東京大学大学院・臨床心理学コース教授
第二部 招待講演:
午後2時-2時50分
- 医療における心理的支援を役立つものにするために
-英国の心理職の役割と訓練から言えること-- Graham Turpin 英国シェフィールド大学教授
(英国臨床心理学会・前会長)
- Graham Turpin 英国シェフィールド大学教授
休憩・音楽演奏:
午後2時 50分-3時10分
第三部 シンポジウム 心理職への期待と要望:
午後3時10分-4時50分
- 心理職としての経験から
- 藤森麻衣子 国立がんセンター臨床心理士
- 精神科病院の現場から
- 林道彦 朝倉記念病院理事長
- 心理職の資格化の観点から
- 佐藤忠彦 桜ヶ丘記念病院理事長
- 精神保健行政の立場から
- 福田祐典 厚生労働省精神・障害保健課課長
第四部 第4部 ディスカッション:心理職の新たな発展に向けて
午後4時50分-5時55分
- 指定討論:日本の心理職の課題と展望
- 村瀬嘉代子 北翔大学教授 (社)日本臨床心理士会会長
- 総括討論 医療と協働する専門職モデルの確立に向けて
- 下山(司会)、Turpin教授、シンポジスト、村瀬教授
閉会の辞:
下山晴彦
ダウンロード:
シンポジウムへの参加につきまして
本シンポジウムに参加を希望される方は、以下の注意事項をお読みになった上で申込フォームよりお申し込み下さい。
参加費用:
¥1,000(当日現金でのお支払いをお願いします。)
参加者定員:
1,000名(参加希望者がこの定員になりしだい募集は締め切ります。)
その他:
参加者は、日本臨床心理士認定協会による臨床心理士資格更新のための研修ポイント(2ポイント 第2条1項)を得られます。当日参加費用のお支払時に領収書兼参加証を発行します(再発行は不可です)。
英語による講演には同時通訳がつきます。
会場の安田講堂内は飲食禁止です。
キャンセル、または何かご質問の際には、下記の「シンポジウムの参加キャンセル・質問フォーム」よりご連絡ください。
2010年3月27日(土)、午前9:00より午後9:00まで、サーバ入れ替え作業のため、教育学研究科のネットワークサービスが停止されることが発表されました。(詳細はこちら)
そのため、本下山研究室ウェブサイトも、同日同時間帯に閲覧が不可能となります。そこで、翌3月28日に開催される国際シンポジウム「今、心理職に求められていること - 医療と協働する専門職モデルの確立に向けて -」の参加申込及びキャンセル受付は、前日3/26(金)で終了とさせていただきます。
★★参加申込フォーム★★
本シンポジウム「今、心理職に求められていること」の参加申込は、2月22日を持って満員完了いたしました。シンポジウムのキャンセル待ち受付も、3月1日を持って満員完了いたしました。
キャンセル待ちをお申込された方で、繰り上げ参加が可能となった方には、3/15(月)から3/23(火)の間にご連絡申し上げます。繰り上げ参加に該当しない方には特に連絡は致しません。おそれ入りますがどうぞご理解ください。
★★シンポジウムの参加キャンセル・質問フォーム★★
シンポジウムの参加キャンセルのご連絡・またはご質問は、こちらのフォームよりお願いします。
(参加申込フォームではありません)
よくあるご質問
1)シンポジウムの申し込みは、携帯電話から可能ですか?
大変申し訳ないのですが、できません。
当シンポジウムのお申込では、申込番号や諸連絡などをお送りするために、申込みされた方のメールアドレスもいただいております。携帯電話の場合には、お使いの携帯電話のメールアドレス設定に受信制限がかけられていて、こちらからの連絡メールが届かない場合が多々ございます。
そこでご不便をおかけして大変申し訳ないのですが、携帯電話からのお申込は受け付けないようにさせていただいております。どうぞ、パソコン用のメールアドレスを使用してお申し込みください。
2)シンポジウムに申し込みましたが、都合が悪くなって参加できなくなりました。
こちらの連絡フォームより、事前にキャンセルの連絡を入れてください。キャンセル待ちの方々を繰り上げて、参加可能の連絡をする役に立ちます。どうぞご協力をお願いします。
3)申込締切後だが、申込みたい
キャンセル待ちとなります。キャンセルが入り次第、参加可能の連絡を致します。キャンセル待ちの繰り上げ期間は3月15日(月)~3月23日(火)となります。この期間中に連絡がない場合は キャンセル待ちからの繰り上げはなかったものとご理解ください。
4)同時通訳とはどのようなものですか。
携帯用の無線受信機と、それに接続された片耳のイヤフォンにより、外国語で語られる内容があった際、日本語に翻訳してお伝えします。準備が必要ですので、ご希望の方は必ず事前にお申し込みください。
5)研修ポイントはどのように付与されますか。
当日、受付での参加料お支払時に、領収書兼参加証を発行します。申し訳ありませんが再発行のご依頼は受け付けておりませんので、大切に保管してください。
6)休憩スペースについて
会場である安田講堂内は、飲食厳禁です。他の場所をご案内します。




