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協働学習のコミュニケーションを可視化し、授業の活性化につなげる共同実証実験を開始

2018年3月22日

国立大学法人東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センター(以下 東京大学、注1)と東京大学教育学部附属中等教育学校(以下 東大附属、注2)、富士通株式会社(以下 富士通、注3)、株式会社富士通研究所(以下 富士通研究所、注4)は、富士通研究所が開発した部屋全体をデジタル化する空間UI(注5)技術を用いて、アクティブラーニングにおける生徒の活動の見える化を行う共同実証実験を、東大附属の授業において、2018年4月10日(火)から2019年3月20日(水)まで実施します。これに先立ち、東大附属にて説明会及び空間UIを用いた公開授業が行われました。

空間UI技術は、壁や机などの共有スペースを丸ごとインタラクションスペースとして構成し、スマートデバイスからの持ち込み資料や、デジタル付箋に書いたメモを大画面で共有することで、参加者が顔をあげて議論することができる技術です。本実証実験では、空間UI技術のスペースの中で行われた活動データを可視化する技術を新たに開発し、グループ活動におけるコミュニケーションの流れを、スマートデバイスからの情報共有やデジタル付箋紙の作成、操作、その際の人の動きなどから時系列に取得します。これにより、教員は、生徒一人ひとりの活動状況から、最終結果に至ったプロセスまでを把握することができ、授業の振り返りを行うことができます。

東京大学と東大附属は、本実証実験を通じ、協働学習の新たな手法を開発し、教育の質向上を推進していきます。富士通グループは、取得した活動データなどを分析することで、コミュニケーションを活性化させる現場改善技術を開発し、教育現場や業務シーンなどに広く使えるサービスを提供していきます。

(注1) 国立大学法人東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター: 所在地 東京都文京区、センター長 能智正博。
(注2) 東京大学教育学部附属中等教育学校: 所在地 東京都中野区、校長 恒吉僚子。
(注3) 富士通株式会社: 本社 東京都港区、代表取締役社長 田中達也。
(注4) 株式会社富士通研究所: 本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 佐々木繁。
(注5)空間UI技術:UIとはUser Interfaceの略。

「東京大学と富士通、アクティブラーニングにおける生徒の活動過程を見える化し、授業の活性化につなげる共同実証実験を開始」

関連URL:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/03/13.html
関連ファイル:プレスリリース


  • 附属学校DeAL教室での公開授業の様子。各インタラクションスペースではIRペンを用いて複数の生徒が同時に作業可能。またワークスペース間の情報交換も可能。

  • 天井に設置された空間UIユニット(投影プロジェクタ、IRセンサ、ステレオカメラ、小型PC)。各ユニットでは10人程度の生徒の活動を記録する。

  • 付箋作成やWEB検索、身体の動き、生徒間のコミュニケーションなどの時系列データは専用サーバに保存され、授業の振り返りや事後の分析に利用される。


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